４月６日(水)に渋谷DUOで開催予定のワンマンライブ『道草日和』に関してのお知らせです。
余震、計画停電、福島原発の問題など、今後も状況は日々変わっていくと思われますので、最終的には、それらを見据えての判断になるかと思うのですが、本日3/24の時点では、予定どおり「開催」の方向で考えています。
プロ野球の開幕の問題でも色々な意見が飛び交っているように、音楽やエンターテインメントの分野でも人それぞれに様々な意見があると思います。それを踏まえ、自分が「唄うたい」として今できることを考えたとき、やっぱり、「唄うこと」を通して社会と繋がっていたいと、シンプルに想いました。そこに集うみんなで不安や心配を少しでも分かち合えて、少しでも心安らかな時間を過ごせて、そして、被災地に向けてのエールやお見舞いの気持ちを共有できたら・・・。そのために自分が唄う役目があるのだとしたら、恐れずに唄うべきなんじゃないかと、僕はいま想っています。
今回の震災で被害を受けられた地域には、ファンの方や関係者の方々も沢山いらっしゃいます。目を覆いたくなる被害状況の中、今日明日を生き抜くために、本当に沢山の方々が、寒さや空腹、悲しみや不安と戦っておられます。それを考えると、ただライブで唄を届けるだけではなく、同じ時代を生きる一人としても何か支援ができないかと思い、このまま無事に4/6のワンマンライブが開催されることになったら、会場使用料と必要経費を差し引いたチケット売上の全額を、被災地への義援金として、関連団体に寄付させてもらうことに決めました。そうすれば、「チケットは買ってるけど行きたくても行けない」そんなみんなの想いも一緒に、被災地に届けられるんじゃないかとも思ったからです。今の自分に、そしてみんなと一緒に出来ること。今後も続けて行ければと思っています。
こういう社会状況の中で開催に踏み切るには、まず第一に、被災された方々や二次被害を受けていらっしゃる方々の心情を考え、そして、来てくれた皆さんの安全なども考え、とにかく色々なことに配慮しなければいけないと思います。当然ですが、開催するにあたっては、節電の事を考え、照明や音響の面でも、電力消費を最大限に抑えた形で行ないたいと思っています。来ていただく皆さんには、どうか、ご理解・ご了承いただけるよう、よろしくお願い致します。
また。当日は、会場内に「募金箱」を設置して、被災地への義援金を募りたいと思っています。募金は強制ではありませんし、額の問題でもありません。ほんの少しのお気持ちでも結構ですので、できる範囲でご協力いただければ幸いです。「チケット売上」と併せて、僕が責任を持って送金させていただきます。
ライブ当日の交通状況がどうなっているかまだ分かりませんが、しっかりと運行状況などを確認していただき、無理のない判断の上、くれぐれも注意してお越し下さい。心より、お願い申し上げます。
状況が変わりましたら、随時またご報告します。
3月24日 千綿偉功
