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Chiwata's Diary
2007/02/14 17:39 報告

 2月も半ば。皆さん、変わりなく元気に過ごしてますか? 最後のブログ更新から1ヶ月近くも御無沙汰してましたが、ちゃんと生きてます(笑)。「また何処かへ旅に出てたんじゃ?」なんて思ってた方もいるのでは。いえいえ、基本的には東京にいましたよ。ただ、ずーっと家を空けてたんだけどね。

 1月下旬のとある夜。体の節々や筋肉が痛むのを感じた。体内に入った「何か」を追い出そうと戦っているのか。今までの経験上、こういう症状は熱が出る前に現れる。案の定、それから寒気がしてきた。風邪の菌でももらったかな?薬を飲んで布団に入った。翌朝。起きがけから熱っぽい。38度超。今日は一日中寝てよう。風邪薬を服用しながら二晩を越したが熱が下がる気配なし。39度超。近所のクリニックで診察。腰の辺りに鈍痛があったため、2年前に患った腎盂炎の可能性も浮上。解熱剤を飲み、汗をかいた時だけは一時的に下がるものの、しばらくすると再び上昇するという繰り返し。翌日の夕刻、さすがに辛くなり、一番近い救急病院へ。点滴を受け、落ち着いた後に帰宅。しかし、その晩も熱が出、腰の痛みも強くなる。次の日の午前中にまた病院へ行き、点滴。腹痛の症状もあったため、薬をもらい帰宅。それでも熱は引かず、そのまた次の日も病院へ。とにかく熱を下げてほしくて、そのまま入院することにした。

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 一日数本の点滴。38度を超えるたびに座薬。3〜4日経ったころ、ようやく熱が上がらなくなり、腰の痛みも減ってきた。1週間以上も熱にうなされ、体力も落ち、フラフラになっていたが、このまま熱が落ち着いてくれれば数日後には退院できるだろうか。そう安心した矢先、眼が異常に充血してることに気付く。1日が経過すると視界がぼやけ視力が低下していた。主治医の先生に「念のため」と眼科を勧められる。診断の結果、「ブドウ膜」というところが炎症を起こしているとのこと。放っておいたら瞳孔が癒着したままになり、急激な視力低下を引き起こすところだった。1日4回、数種類の目薬の点眼を始めた。と同時に、その炎症の原因となりうる内科的な検査も開始。数日中にどうしても退院しなければならない事情があったのだが、今はまず治療に専念することが優先だ。しかし困った。どこでどう判断して良いものか。時間がない。その後の話で、どうやら退院はまだ先になるらしい。ん〜〜〜。今さらもうキャンセルはできない。ヘロヘロでも行くしかない。そう決断し「外泊」の許可をもらうことに。点滴の針を抜き、病院を出た。向かったのは佐賀。
 去年の夏。たまたまの御縁から一つのお話を頂いた。「僕の母校でもある中学校の創立50周年の式典が来年(2007年)2月にあるので、是非そこで唄ってもらえないか」というお話だった。僕に出来る事で母校のためになるのなら、そう思い快く引き受けることにしたのだ。あれから半年。迎えた本番。この半年間、ただでさえライブもなく唄ってなかったのに加え、入院生活で体力も落ちていて、与えられた1時間20分を唄い切ることができるか正直なところ不安だった。病院のベッドで考えていた曲順を一部変更しつつ、どうにか唄い終えた。後輩達に何か記念品をと思い、Kヤイリ製のアコースティックギターを3本寄贈することにし、取り急ぎ目録だけ渡した。何とか無事に責務を果たすことができ、その翌日、東京へトンボ帰り。病室へ戻った。
 もう熱が上がることはなく体調も落ち着いていた。検査結果も差し当たって問題はなかった(一部まだ結果が出ていない項目もあったが)ようだ。眼の方も回復に向かっているらしい。今後は通院で更に細かい検査をしながら経過を見ていくということで、昨日、何とか退院することが出来た。結局のところ高熱や炎症の原因が何だったのか、まだ解明されてはいない。今後の検査で分かれば良いのだが。とりあえず今は退院できたことにホッとしている。入院生活で体重が2キロ減った。しばらくは体力回復のために養生したいと思う。少しずつだがようやく酒が飲めることがこの上なく嬉しい。そして、健康であることの大切さ、有り難さが改めて身に染みる。皆さん、体だけは本当に気をつけてね。本当に。ではまた、近々。

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