準備の段階では数ヶ月前から動き出していた「HOME」。ご協賛いただいた皆様をはじめ、色々な仲間が「陰の立役者」として各方面で力を貸してくれていました。前日の仕込みも出演者＆スタッフが大勢集まってくれて、一つ一つ手作りで会場の設営を行ないました。「同じ想いを共有する」のに、カッコいい言葉や理屈はいらないのかも知れないですね。年齢もキャリアも立場も関係なく、みんなが同じ汗を流していたんだと思います。本番に出れない若手ミュージシャンまでもが快く手伝ってくれている様を見て、絶対に成功させなくちゃいけない！って使命感みたいなモノが強くなりました。深夜にまで及んだ前日仕込みが終わり、翌日は朝７時に集合。ついに迎えた本番当日。正午12時スタートで20時すぎに終演だったのですが、あまりに気持ちが高ぶっていて、細かい事はほとんど記憶にありません(笑)。他の出演者のライブを見ながら、何度も涙が溢れそうになりました。出演者もボランティアスタッフも、みんな生き生きした笑顔で、イベントに参加した事を楽しんでくれているようでした。そして何より、会場に集まってくれたホントに沢山の観客の皆さんが楽しんで過ごしてくれている様子が心から嬉しかったです。このイベントを敢えて「屋外」で「無料」で行なっている理由として、「音楽」を特別なモノ、「特定の人」だけのモノにしたくなかったからです。子供たちからお年寄りの方まで、世代やジャンルを超えて親しみ楽しんでもらえるような場所を作りたい！そんな想いがあります。そんな場所から生まれた「笑顔」が佐賀だけに留まらず、みんなを繋いでくれたらいいなぁ、、、と。当日の会場の光景は、まさにそんな想いに応えてくれているかのようでした。フィナーレの時は1000人を超える人達が集まってくれていました。この先、まだまだ音楽に出来る事があると、可能性があると、感じました。ちなみに、当日、会場で行なった「ポリオワクチン」の募金ですが、なんと、去年を超える額「￥241,671」が集まりました。１本のワクチンが20円として、12,083人の子供たちの笑顔に繋がります。募金に協力してくださった皆さん、ご協賛いただいた皆さん、呉服元町(周辺の)商店街の皆さん、お力を借りた県内外のメディアの皆さん、ボランティアスタッフのみんな、出演者のみんな、皆さん一人一人の力があったから作り上げることができた「HOME」だったと思います。心から、ホントにありがとうございました。一応、言い出しっぺは僕ということになってますが、このイベントは、参加してくれる人みんなで作り上げるイベントにしたいんです。来年もまたやるけん。よろしくね。
＜8/1 佐賀・HOME 2009＞
１. 道化師のソネット
２. あなたに逢いにいこう
３. 汚れたシャツを着て
４. ありがとう?知覧よりの手紙?
５. ふるさと(童謡)
６. アイノウタ
７. 友よ
８. カサブタ
９. ほこり
「HOME」の翌日は、佐賀のお祭り「栄の国まつり」に出て、法被姿で山車を曵きました。昔のバンド仲間達との再会は刺激になります。時の流れを心に刻むように、この先の未来に思いを馳せるように、抱き合い、語り合い、仲間と過ごしたとても貴重な時間でした。来年も出れるかな。
月曜日は、協賛いただいた各所への挨拶回りと、夜は実行委員のみんなと反省＆お疲れさん会。で、昨日の火曜日(4日)、東京に戻って来ました。今日は、ワンマンのリハ。品川ワンマン、いよいよだね。ツアーも明後日でついにファイナル。充実しまくりのこの一ヶ月間（いや、キャンペーンも含めると２ヶ月強だね）の一区切りとして、すべての想いを乗せて届けたいと思います。明後日(8/7)は品川教会で待ってます。楽しんで行こうね。ではでは、今夜はこの辺で失礼。またね。
