【3/7佐賀ワンマン中止のお知らせ】
3/7(土) 佐賀・GIN『 千綿偉功ワンマンイベント「サンキュー everyone!! 2020」』にご参加予定の皆様へ。
ここ数日、テレビの情報や政府の会見を注視したり、友達や関係者の意見を聞いたり、今の今まで自分なりに色々と考えを重ね、悩みに悩み、辿り着いた「結論」をご報告させていただきます。
正直な想いを綴らせていただきますが、拙い文章ということもあり、中には気分を損ねる内容や不快に感じられる方もいらっしゃるかも知れません。
あらかじめご了承くだされば幸いです。
つい数日前まで『予定通りに開催しようと思っています』とTwitterやオフィシャルサイトでお伝えしていました 3/7(土)の佐賀でのワンマンイベントですが、結論から言いますと「中止」にさせていただこうという決断に至りました。
このライブへの参加の為にすでに予定を空けて下さっていたり、他県から参加予定だった皆さんに於いては移動や宿泊の面で既に交通費やホテル代などが発生している方も多くいらっしゃると思いましたので、ライブを楽しみにして下さっている方がいるのであれば、僕としては、その気持ちに応えるべく『出来る限り開催したい』というのが正直な想いでした。
とは言え、『予定通り開催する』と発表するにあたっても、「やる／やらない」どちらが正解なのかと胃が痛くなるほど考えた末に決断させていただいた次第です。
ですが・・・。
その後、全国的に見ても感染状況は悪化する一方で、「この先１〜２週間のイベントは控えるように」「週末の外出は控えるように」などの政府からの要請まで出されました。そんな中、最終的に「やる／やらない」を決めるのは僕なのですが、果たして、僕個人の想いだけを押し通して開催する事が本当に正しいのだろうか？という「心配」のような気持ちが強くなってきました。
もちろん、今でもまだ、この期に及んでも『開催したい』という想いは残っていますし、「やる／やらない」どちらが「正解」なのかというのは、その当事者が置かれた状況や意思や判断基準によっても違ってくるでしょうから、「こっちが100%正しい」と決めつけることは誰にも出来ないと思います。
しかし、今日になって僕の心に溢れてきた想いを正直にお伝えすると、『僕個人の意思だけで強行してしまい、万が一の事が起きてしまったら・・・』そういうマイナス面に対する想いの方が強くなってきてしまいました。
お陰様で僕は今のところ風邪のような症状もなく「コロナウイルス」への感染はないと思いますが、例えば、東京から佐賀へ移動する過程で、飛行機に搭乗された方々の中に症状が出ていなくてもたまたま「コロナウイルス」へ感染されている方がいらっしゃって、僕がウイルスをもらってしまい、そのままライブに臨んだとしたら・・・。
ライブ会場内にウイルスを撒き散らすことになり、ご来場いただいたファンの皆さんをはじめ、お店のスタッフさんや仲間たちにまで感染が広がる恐れがありますし、大変なご迷惑をおかけすることになり兼ねません。
そういった可能性はゼロとは言い切れませんもんね。
もちろん、普段の日常生活の中でも、いつどこで感染するか分かりませんし、買い物などのちょっとした外出でウイルスをもらってくる可能性もゼロとは言い切れないのですが、やはり、ライブ会場は空間的に閉ざされていますし、そのリスクは日常生活よりも高くなると思うのです。
もし、今回のライブを開催したことによって上記のような最悪の事態が生じてしまったら、何よりファンの皆さんに今後 合わせる顔がありません。
ファンの皆さんや関わってくれる皆さんの健康面、そして、全国的な感染拡大防止、及び、まだ感染者が出ていない佐賀への影響も考慮し、僕の責任のもとで判断し、拡大防止のために出来うる事として、本当に苦渋の選択ではありますが「中止すべき」という決断をさせていただきました。
ギリギリまでライブに参加する事を諦めずにいてくれていた皆さんに対しては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ごめんなさい。そして、そのお気持ち、ありがとうございます。
今後、世間的に「ライブ会場が感染拡大の温床だ」と言われるのはミュージシャンにとっては本当に辛い事だという想いも込めて、今回の決断にご理解をいただけますよう心よりお願い申し上げます。
普通にライブができ、笑顔で皆さんと逢える日が戻ってくるよう、１日も早くこの厳しい状況が収束してくれることを願っています。
一週間を切ってのご報告となってしまい、ファンの皆さん、関係者の皆さん、沢山の方々にご迷惑をおかけしてしまうこと、本当に申し訳ありません。
2020年3月1日
千綿偉功
